AIの活用の道を探る・・の続きです
定型調査に生成AIを補助者として使ってみようと考えています
検索式は定型調査では作り方が決まっています
1.特許分類を選ぶ
2.キーワードを選ぶ
3.演算する
大きく言うとこんな流れです。
中でも、特許分類を選ぶところは、初めての方には大変抵抗があります。
しかし特許分類は特許庁の関連サイト(PMGS)で公開されていますから
生成AIは得意?かもしれません。
まずお手並みを拝見しましょう。
ここでは、電池のセパレーターの分類を調べてもらいます。
[質問]電池用セパレータの国際特許分類を教えてください
[回答]電池用セパレータの国際特許分類(IPC)は、H01M 50/●●● です。
※誤った情報が検索ソースとして出まわせないように画像でご提示します。
この段階で、特許庁の関連サイト(PMGS)とは異なる回答になりショック!!でした。
更に下位分類も調べてもらいました。こちらも随分おかしな回答です。
・回答の中に特許庁の関連サイト(PMGS)には存在しない番号がいくつか含まれる
・存在する番号だが定義が間違っている
の二つです。
多くの皆様はH01M50/423と言われても定義は浮かばないでしょう?
(私もそうです)
そんなときに「セラミックスだよ」と言われたら信じてしまいますね。
なかなか怖さを感じます。
前評判が良い癖のある新人を頂いてどう使ってよいか悩むのに似いてるかもしれません。
【表の簡単な説明】
【表1】
質問と回答を掲載しました。赤文字部分が問題があるところです。
【表2】
PMGSの記載を一覧表にしたものです。
(つづく)